太陽石
甲山(かぶとやま)
の南西には
北山(きたやま)公園
がひろがっています。
ここには、
パワースポットとしても知られる
太陽石(たいよういし)
という磐座があるといいます。
北山公園
北山公園は
南北におよそ
1.5キロ
東西におよそ
700メートルという
広大な森林公園です。
園内には
北山緑化植物園や
山荘・人工池などがあり
気軽に
ハイキングも楽しめる
丘陵地帯となっています。
ある程度の
整備はしてあるものの
いのしし避けの柵が
そこかしこに設置してあり
天然の地形を活かした
自然公園のようでもあります。
![北山公園の巨岩奇岩](https://navihico.com/wp-content/uploads/2023/07/rock-park-nishinomiya-768x1024.jpg)
六甲山周辺には
巨岩奇石がおおいのですが
北山公園にも
たくさんの岩が残されていて
おそらく、いずれも
かつては祭祀をされていた
磐座(いわくら)だった?
と思えるようなものばかりです。
![北山公園の巨岩奇岩](https://navihico.com/wp-content/uploads/2023/07/rock-park-nishinomiya-img2-768x1024.jpg)
太陽石
なかでも、有名なのが
太陽石(たいよういし)
といわれる磐座です。
![太陽石](https://navihico.com/wp-content/uploads/2023/07/sacred-rock-taiyo-nishinomiya.jpg)
形といい
場所といい
色といい
なんらかの
意味や意図をもって
ここにあるのでしょう。
また、ここは
巨岩奇岩の密集地帯であり
あたりのものもすべて
磐座であるらしく
夏至や冬至の
日の出・日の入りなどの
方角をあらわしていたり
炎を焚いたような
祭祀跡も見つかっている
のだそうです。
![太陽石の向かいの磐座](https://navihico.com/wp-content/uploads/2023/07/rock-park-nishinomiya-img5.jpg)
太古のひとびとによって
手がくわえられて
方角や形が
整えられたのでしょうか?
![太陽石周辺の磐座](https://navihico.com/wp-content/uploads/2023/07/rock-park-nishinomiya-img6-768x1024.jpg)
ロッククライミング
北山公園は
ロッククライミングの聖地
としても知られていて
クライマーのあいだでは
太陽石ではなく
ボルダータワー(boulder tower)
とよばれているようです。
たしかに、
登らずにはいられない
岩ですね。
![太陽石](https://navihico.com/wp-content/uploads/2023/07/rock-taiyo-nishinomiya-img2.jpg)
ほかにも、
人面岩
ボールドヘッド(baldhead:はげ頭の人)
などともいうようです。
![太陽石からの眺め](https://navihico.com/wp-content/uploads/2023/07/rock-taiyo-nishinomiya-768x1024.jpg)
ここからは、
甲山も良く見えます。
おそらく、
卵型をした黄色い岩は
甲山をあらわしていて
手前のやや低い岩は
目神山をあらわしている
のでしょう。
このふたつの山が
太古から祭祀されていた
という証拠かもしれませんね。
磐座に登ることは
神社によっては罰当たりな行為
になるのですが
ここは、
クライマーの聖地でもありますから
ぼくも登らせていただきます。
磐の登ってみますと
パワースポットと呼ばれる理由が
よくわかる気がします。
しだいに、
気分が高揚してきます。
![太陽石の向かいの磐座](https://navihico.com/wp-content/uploads/2023/07/rock-park-nishinomiya-img4.jpg)
磐座というのは
体感しなければわからない
のかもしれません。
多くの人がここで
瞑想や昼寝を
楽しんでいるといいます。
きっと、夜にもなれば
景色や星々も
素晴らしいことでしょう。
奥宮
西宮(にしのみや)神社
を里宮
越木岩(こしきいわ)神社
を中宮として
太陽石を奥宮
とみる考えもあるのだそうです。
だとすると、
天照大神の姉・
ワカヒメを祀る地
なのかもしれません。
とはいえ、
西宮の地は開発も進み
巨岩奇岩などの
磐座あともずいぶんと
破壊されたようですね。
![北山公園からの眺め](https://navihico.com/wp-content/uploads/2023/07/park-kitayama-nishinomiya.jpg)
太古の姿を
もう一度眺めてみたい
と思うのはきっと
磐座愛好家の
願いでもあるとおもいます。
参照動画
所在地
〒662-0091
兵庫県西宮市甲陽園目神山町20−7
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