太陽石
甲山(かぶとやま)
の南西には
北山(きたやま)公園
がひろがっています。
ここには、
パワースポットとしても知られる
太陽石(たいよういし)
という磐座があるといいます。
北山公園
北山公園は
南北におよそ
1.5キロ
東西におよそ
700メートルという
広大な森林公園です。
園内には
北山緑化植物園や
山荘・人工池などがあり
気軽に
ハイキングも楽しめる
丘陵地帯となっています。
ある程度の
整備はしてあるものの
いのしし避けの柵が
そこかしこに設置してあり
天然の地形を活かした
自然公園のようでもあります。
六甲山周辺には
巨岩奇石がおおいのですが
北山公園にも
たくさんの岩が残されていて
おそらく、いずれも
かつては祭祀をされていた
磐座(いわくら)だった?
と思えるようなものばかりです。
太陽石
なかでも、有名なのが
太陽石(たいよういし)
といわれる磐座です。
形といい
場所といい
色といい
なんらかの
意味や意図をもって
ここにあるのでしょう。
また、ここは
巨岩奇岩の密集地帯であり
あたりのものもすべて
磐座であるらしく
夏至や冬至の
日の出・日の入りなどの
方角をあらわしていたり
炎を焚いたような
祭祀跡も見つかっている
のだそうです。
太古のひとびとによって
手がくわえられて
方角や形が
整えられたのでしょうか?
ロッククライミング
北山公園は
ロッククライミングの聖地
としても知られていて
クライマーのあいだでは
太陽石ではなく
ボルダータワー(boulder tower)
とよばれているようです。
たしかに、
登らずにはいられない
岩ですね。
ほかにも、
人面岩
ボールドヘッド(baldhead:はげ頭の人)
などともいうようです。
ここからは、
甲山も良く見えます。
おそらく、
卵型をした黄色い岩は
甲山をあらわしていて
手前のやや低い岩は
目神山をあらわしている
のでしょう。
このふたつの山が
太古から祭祀されていた
という証拠かもしれませんね。
磐座に登ることは
神社によっては罰当たりな行為
になるのですが
ここは、
クライマーの聖地でもありますから
ぼくも登らせていただきます。
磐の登ってみますと
パワースポットと呼ばれる理由が
よくわかる気がします。
しだいに、
気分が高揚してきます。
磐座というのは
体感しなければわからない
のかもしれません。
多くの人がここで
瞑想や昼寝を
楽しんでいるといいます。
きっと、夜にもなれば
景色や星々も
素晴らしいことでしょう。
奥宮
西宮(にしのみや)神社
を里宮
越木岩(こしきいわ)神社
を中宮として
太陽石を奥宮
とみる考えもあるのだそうです。
だとすると、
天照大神の姉・
ワカヒメを祀る地
なのかもしれません。
とはいえ、
西宮の地は開発も進み
巨岩奇岩などの
磐座あともずいぶんと
破壊されたようですね。
太古の姿を
もう一度眺めてみたい
と思うのはきっと
磐座愛好家の
願いでもあるとおもいます。
参照動画
所在地
〒662-0091
兵庫県西宮市甲陽園目神山町20−7
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