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六甲山と女神さま1 越木岩神社

越木岩神社の御神体の磐座 甑岩兵庫

越木岩神社

兵庫のランドマークでもある
六甲山(ろっこうさん)
へいってきました。

UFOの目撃情報が絶えない
不思議な山としか
聞いたことがなかったのですが

ホツマツタヱに出会ってからは
女神たちが暮らした地だった
ということがわかり

これは、いよいよ
登ってみたいと思ったのです。

そこで、まずは
越木岩(こしきいわ)神社
へ向かいました。

越木岩神社の鳥居
越木岩神社の参道
越木岩神社のご由緒

ワカヒメ

ホツマツタヱの
研究者のかたがたによると

越木岩神社の御神体である
巨大な磐座(いわくら)には

ワカヒメさまが
眠っているといいます。

天照大神の姉にあたり
またの名を
丹生都比売(ニウツヒメ)
下照姫(シタテルヒメ)
ともいうようです。

回り歌

ワカヒメというように
「和歌」の語源となったかたで
和歌の神さまでもあります。

そんな、ワカヒメさまですから
夫となるオモイカネにむけては
こんな恋歌を詠んだといいます。

きしいこそ つまをみぎわに
ことのねの とこにはきみを
まつぞこいしき

ホツマツタヱ1アヤ

あなたを寝床で待っています
という熱烈な歌なのです。

おそろしいのは、この歌が
回文(かいぶん)になっている
ということです。

きしいこそつまをみきわにことのねのとこにはきみをまつそこいしき

反対から読んでも
同じ歌になります。

このような歌を
回り歌(まわりうた)
というようですね。

回り歌にすることで
逃れられない環のなかに
オモイカネをとりこんだ

絶対に逃したくなかった
そうした思いもあるようです。

甑岩

この回り歌に出てくる
「こいしき」が

越木岩神社の御神体である
甑岩(こしきいわ)という
磐座に繋がるといいます。

実際に、甑岩を前にすると
なんだか感極まってしまい
思わず涙があふれてきました。

越木岩神社の御神体の磐座 甑岩

嬉しかったのか、悲しかったのか、
有難かったのか、申し訳なかったのか、
じぶんでもよくわかりません。

御守護尊神

なんとか気を取り戻して
参拝をしていると

ご心配くださったのか
神社の氏子だというお婆様に
お声をかけていただきました。

とても優しい方で、
いろいろな話をしてくださいました。

甑岩のまわりは
時計回りに参拝するとか

参拝のときは
住所と名前も告げるとよいとか

遠方の神社だけでなく
地元の氏神様も大切にするとよい

などなど
ありがたいことばかりです。

なかでも気になったのが
住所と名前を告げたあとにかならず

「御守護尊神(ごしゅごそんじん)」

と唱えなさいということです。

これは、
「わたし」だけでなく
「わたしとともにある神様」も
紹介するということのようです。

この考え方は目から鱗で
今後は唱えるようにしようと思いました。

越木岩神社の御神体の磐座 甑岩

市杵島姫命

甑岩の御祭神は
市杵島姫命(いちきしまひめ)
となっています。

ホツマツタヱに登場する
女神さまの神名は
後世にあまり残っておらず

日本の女神の代名詞として
市杵島姫命とか

神仏習合の女神である
弁財天(べんざいてん)として
祀られることが多いようです。

蛭子大神

越木岩神社の本殿には
蛭子大神(えびすおおかみ)
が祀られているといいます。

これは、おなじく兵庫の
えびす宮総本社・
西宮(にしのみや)神社
の祭神を勧請したといいます。

「蛭子(えびす)」
というのは

「蛭子(ひるこ)」
の読みかえだといいます。

ワカヒメさまは
諱(いみな・本名)を
「ヒルコ」といいますから

越木岩神社も西宮神社も
ワカヒメさまを祀っているようです。

西宮神社も
ホツマツタヱゆかりの地なのですが
それはまたいずれ記事にします。

磐座

越木岩神社には
ご神体の甑岩以外にも
おおくの磐座があります。

なかでも、境内奥にある
「北の磐座」には

若日女命(わかひるめ)
が祀られているとか

思兼命(おもいかね)
が祀られているというようです。

越木岩神社の御神体の磐座 オモイカネを祀る

越木岩神社のホームページでも
北の磐座の解説で
「ホツマツタヱ」に触れているようです。

とても興味深いですね。

参照

六甲山と女神さま2 へ つづく

 
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