引っ越し作業中

伊勢めぐり4 鸚鵡岩

鸚鵡石の頂上三重

鸚鵡岩

伊雑宮(いざわのみや)から
1・5キロほど北西にある

和合山(わごうさん)
の中腹には

鸚鵡岩(おうむいわ)
という巨岩があります。

幅127メートル
高さ31メートルの
一枚岩らしく

おうむ石(いし)
ともいわれるようです。

鸚鵡石

やまびこ

「おうむ」とは
「おうむ返し」のことで

山彦(やまびこ)現象
をいうようです。

鸚鵡岩では
絶壁となった部分に

鳥居と祠が
祀られているのですが

鸚鵡石

ここを
「聞き場(ききば)」
といいまして

50メートルほど
くだったところにある

小さな東屋の
「語り場(かたりば)」
で音をたてると

山彦のように
音が反響をして

「聞き場」では
壁から音が聞こえてくる
ように感じるそうです。

稚日女尊

「聞き場」の祠は
稚日女尊(わかひめ)
を祀るともいうようです。

江戸時代中期の
笈埃随筆(きゅうあいずいひつ)
4巻には

著者の
百井塘雨(ももいとうう)が

磯部郷の
御師(おんし)より
聞いた話が描かれていて

和合山では
稚日女尊が機織りをしていた
と伝わっていたらしく

絹かけ松
があったといいます。

ですから、
稚日女尊神跡祠
ともいわれるようですね。

鸚鵡石の鳥居と祠

ただ、ほかに
玉依姫命(たまよりひめ)
を祀るという説もあるようです。

初代・
神武(じんむ)天皇
母となるかたですね。

倭姫機織場

「語り場」から
すこしくだると

倭姫機織場(やまとひめのはたおりば)
があるといいます。

こちらは、
岩壁に穴が開いている
場所のようです。

かつては、
はたをり石
といっていたようですね。

こちらでは、
倭姫命(やまとひめ)
機織りをしたのでしょうか?

鸚鵡石というのは
機織りの聖地だった
のかもしれませんね。

山の名を
和合山(わごうさん)
というのも

男神(天照大神)と
女神(瀬織津姫)
和合という意味だけでなく

経糸(たていと)と
緯糸(よこいと)をあわせる
機織りのことも
例えているのでしょうか?

鸚鵡石

展望台

「聞き場」から
すこしのぼると

鸚鵡石の岩上にある
展望台へゆくことができます。

こちらにも
見事なかたちをした
岩がごろごろとしています。

鸚鵡石からの景色

とくに、
奥にみえる立石には
なんらかの意図を
感じてしまいます。

方角的には
熊野の玉置山や
熊野本宮大社のあたりを
向いていそうです。

鸚鵡石の頂上

展望台からは
伊雑宮(いざわのみや)
佐美長(さみなが)神社
的矢湾(まとやわん)
よくみえます。

鸚鵡石からの景色

聖地を一望できる地にある
巨大な磐座ですから
なんらかの意味もあるのでしょう。

磐座群

「話し場」の裏手の森にも
岩石らしきものがみえましたので

じっと見つめていますと
鹿が飛び出してきました。

栗色の毛をちらつかせて
またすぐ森へと
消えていったのですが

これも、縁だとおもって
森のへわけ入ってゆくと

ここにも巨岩が
ならんでいました。

鸚鵡石周辺の磐座
鸚鵡石周辺の磐座
鸚鵡石周辺の磐座

こちらは、
人為的に組まれたような
印象をうけます。

山形になるように
意図的に作ってある
ようにみえてきます。

古代の祭祀場跡のような
雰囲気に心躍ってしまいます。

鸚鵡石周辺の磐座
鸚鵡石周辺の磐座
鸚鵡石周辺の磐座

せびとも、
すべての岩をきれいにして

かつての姿を
みてみたいものです。

天岩戸

ホツマツタヱの
ある先生は

鸚鵡石は
「天岩戸」の地だろう

とおっしゃっていました。

それもうなずけるような
見事な聖地ですので

ぼくも、ならって
天岩戸の動画では
背景にしています。

ただ、ここは
野生の猿もおおいようですから
散策のさいは
気をつけください。

また、森にはいると
ヤマヒルもいるようです。

ワカヒメさま
蛭子(ひるこ)ともいいますから

やはり、ここは
稚日女尊を祀るのでしょうか?

ぼくも丹色の血を
吸われていたことに
帰宅してから気づきました😆✨

所在地

鸚鵡岩(おうむ石)
〒517-0209
三重県志摩市磯部町恵利原2159

伊勢めぐり5

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