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大神神社と山の辺の道1

大神神社の大鳥居と灯篭と三輪山奈良

大神神社

奈良県にある
三輪山(みわやま)
へ行きました。

日本屈指のパワースポットと言われる
大神神社(おおみわじんじゃ)
の御神体となっているお山です。

綱越神社

まず、大鳥居へ向かう途中に
綱越(つなこし)神社
を発見しました。

大神神社の摂社で、
祓戸大神(はらえどのおおかみ)
を祀っているそうです。

おそらくここで
穢れ(けがれ)を祓ってから
お参りするのでしょう。

大神神社での神事のさいも
神官はここでお祓いをするといいます。

これも出会いだと思って
参拝させていただきました。

大鳥居

大鳥居は圧巻の佇まいでした。
青空と、三輪山と、大鳥居の眺めは
とても美しいです。

大鳥居は
昭和61年に完成した
比較的新しい鳥居で

一の鳥居は
別の場所にあります。

一の鳥居

そこは鳥居だけが
ぽつねんとある不思議な場所でした。

大神神社の第一鳥居


一の鳥居をくぐると
大神教会(おおみわきょうかい)
という神社に行き当たります。

境内には
三柱鳥居(みはしらとりい)
という

三本の柱が
三角形にならんだ鳥居がありました。

みたところ、
普通の神社とは違う雰囲気です。

大神教

これは、
大神教(おおみわきょう)
という別の宗教団体だそうです。

もとは、大神神社とひとつで
社教分離など政策により
やむをえずたもとを分けたといいます。

大神神社を上の宮
大神教会を下の宮といって
両方をお参りするのが正式だそうです。

(出雲大社と出雲大社教の関係に近いのだとか)

どんな神社にも
存続のための歴史があるのですね。

ニの鳥居

名物・三輪そうめん
のお店がならぶ参道をぬけると
二の鳥居があります。

山のふもとにあたり、ここからもう
霊験あらたかな雰囲気が漂っています。

大神神社の第二鳥居


末社にご挨拶をしながら参道を登り、
手水舎で口をすすいで拝殿へ参拝します。

拝殿

大神神社は
三輪山が御神体なので
本殿はないそうです。

拝殿の奥には、
3つの鳥居が横ならびに合体した
三ツ鳥居(みつとりい)があります。

三輪鳥居(みわとりい)
ともいわれ

本殿にかわるものとして
神聖視されているそうです。

三ツ鳥居があるのは
国内でも限られているといいます。

大物主大神

お酒などをお供えする台には
生卵が置かれていました。

三輪大明神は
蛇のお姿をしているそうで
参拝者は卵をお供えするそうです

大神神社のご祭神は
大物主大神(おおものぬしのおおかみ)
といいまして

古事記には、出雲の
大国主命(おおくにぬし)とともに
国作りをしたと記され

日本書記には、
大国主命の別名だと
記されているそうです。

(個人的には、蛇神さまのイメージがありません……)

狭井神社

きょうは三輪山への
「登拝」を目的にしていましたので

登拝口のある
狭井(さい)神社
へ向かいました。

狭井神社には、薬水という
水の沸き出る井戸があり

参拝者は
備えつけのコップで水を呑んだり
持参したペットボトルに
注いだりしていました。

もちろん、ぼくもいただきます。

三輪山

御神体の山ですから
登山(とざん)ではなく
登拝(とはい)だそうです。

大神神社さんは
とりわけ厳重に管理されていて

三輪山にはいるには
注意事項の説明を受けなくてはなりません。

  • 入山前には御幣でお祓いする
  • 「参拝証」のたすきを掛ける
  • 往復2~3時間かかる
  • 山中での飲食禁止
  • 草木一本持ち帰ってはいけない
  • お供え物やゴミは必ず持ち帰る
  • 午後4時までには下山する
  • 写真を撮ってはいけない
  • 無駄な私語は慎む(すれ違いの挨拶もダメ)

というような項目があります。

また、うわさによれば
登拝中には必ず神秘体験があるそうです。

そこで見たものを人に言ったり
ネットに書いてはいけないのだそうです。

ですからぼくも、
登拝中のことは書かないことにします。

ただ、どなたかがお神酒を撒いたのか
ずっとお酒のにおいがしていました。

大神神社の三島由紀夫の石碑

蛇神

登っているあいだ
蛇神様のことを考えていました。

たしかにいまは
蛇神さまとして祀られている
のかもしれませんが

ずっとそうだったのか
ぼくには違和感がありました。

エネルギーが強いというのは
すごくよくわかりましたが、

それは神さまがいるからなのか

もともと土地の力が強いから
神さまがいらっしゃったのかは
よくわかりません。

エネルギーをいただいたお蔭なのか
登拝を終えると
登拝前より元気になっていました。

山の辺の道

登拝とあわせて
あたりの摂社・末社も参拝したい
と意気込んでいたので

「山辺の道 檜原神社まで20分」
という看板を見つけても

20分程度ならば、と
軽い気持ちで踏み出しました。

けれども、この日
大神神社に戻ってくることは
もうできませんでした。

山の辺の道は
はてしなく長かったのです。

 
山の辺の道 ② へつづく

 
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