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検証誌144号 歌壇

検証ほつまつたゑ144号「歌壇」検証ほつまつたゑ

ホツマ歌壇

ホツマツタヱの研究同人誌・
『検証ほつまつたゑ よみがえる縄文叙事詩』には

読者が投稿した「歌」が掲載される
「ホツマ歌壇」のコーナーがあります。

和歌・短歌・長歌・俳句・自由歌など
五七調であればよいそうです。

第144号(令和8年4月号)には
ぼくの歌も掲載されましたので

当ブログでも
紹介させていただきます。

検証ほつまつたゑ144号「歌壇」

こころ

今号のお題は『四聖獣』で
「たつ」「とら」「いとり」「かめ」
を詠みこむことだそうです。

海と山

うみやま さとらした たつは 三息知みいきしるらし われもりたし

「たつ」の歌です。
ホツマツタヱでは、龍の子は三つの息(生き方)を知ることで
大人の龍に成長するという件があります。

その生き方というのは人間にも通じていて
三つの生き方を悟ることで成長(成熟)するといいますから
ぼくもまたそうありたいなあという、願望の歌です。

鳳凰は

鳳凰にいとりは 紅葉もみじける ごとくあり 赤児あかごぐる あめ一羽ひとは

「とり」の歌です。
イサナギ・イサナミの世継ぎを願うために
豊受大神が鳥海山のあたりで禊の儀式を行ったところ
鳳凰があらわれて羽を一枚落とすという瑞兆があったといいます。
鳳凰と紅葉と赤児という「赤」の色を強調しています。

虎柏

虎柏とらがしは きざ似姿にすがた ヤマトタケ 大山おおやまよりぞ 目黒めぐろなが

「とら」の歌です。
けれどもホツマツタヱには「虎」は登場しません。
「トラガシハ」という人物が登場しており、
東京青梅市の虎柏神社に関わるとされております。
このかたはヤマトタケの像を彫って大山に祀ったことにより
トラガシハの里には「目黒」との名がついたそうです。

宇治川の

宇治川うじがわの 亀石かめいしに 亀乗かめのれば 恋占こいうらよ イヨッカマハタ!

「かめ」の歌です。
宇治川にのこる亀石には垂仁天皇の縁があります。
当地一の美しい娘カマハタトベとの恋占いのさいに
亀が石になったものといわれますから
現代でも恋占いに利用して「イヨ、カマハタ」と叫べば
ご利益があるのでは?という歌です。

オオカメデ

おおかめ出 うなはらわたる
オオカメデ ウナハラワタル

かなさきお くに出まつとき
カナサキオ クニデマツトキ

たからふねなり
タカラフネナリ

大亀で 海原渡る カナサキお 国で待つとき 宝舟なり

「かめ」の歌です。神代文字のヲシテで詠んでみました。
カナサキが詠んだという回文の歌は今でも
七福神の宝船の歌とされていますが、それは当時から
交易によって亀船で運んできたものが宝物だったことに
由来するのかなという歌です。

蔦お巻く

つたく 良乙女ゑおとめり 灯火人たひとらと 左咎ひたりとがめと 汚穢隈おゑくま
つたおまくゑおとめかとりたひとらとひたりとかめとおゑくまおたつ

「とり・とら・かめ・たつ」の四聖獣をすべていれて
まわり歌[回文の歌]で詠んでみました。
ちょっと強引な仕上がりになっています💦
岩戸隠れのさいに、ウズメらが踊って、まわりに火を焚いたこと
オモイカネが思案を巡らせたこと、ソサノヲが裁かれたこと
などを詠んでみました。

未掲載歌

このほかにも
未掲載となった投稿歌があります。

こちらに載せて
往生させようと思います。

両神は

両神ふたかみは 目垢濯めあかそそぎて いのる コノシロのたつは なみしづむや

両神ことイサナギ・イサナミは世継ぎ御子を願って
富士山の山頂まで登ると、池の水で目の垢をそそぐという
禊(水濯ぎ)をおこないました。
山頂の池はコノシロ池といわれ、
火を鎮めるコノシロの竜が住むといわれます。
その竜の力をつかって、
母イサナミもまた火を鎮めたのかな? という歌です。

白鳥の

白鳥しらとりの 尾羽曳おばねひに そびゆるは ヤマトタケより 二代孫墓にだいまごはか

大阪の羽曳野市は、白鳥となったヤマトタケが
尾羽を曳きながら飛んでいったことに由来するといいます。
そんな羽曳野には、ヤマトタケの孫にあたる
第15代・応神天皇の巨大な前方後円墳がそびえています。

八雲立つ

八雲立やくもたつ 櫂取かいとりて 天取あめとらず 八槽やふねさけも かめるなり
やくもたつ こはかいとりて あめとら やふねのさけも かめにねるなり

「四聖獣」を詠み込んでみました。
八雲立つ、という歌を詠んで出雲の国をおこしたソサノヲですが
子のオホナムチは謀反の疑いをかけられてしまい
孫のクシヒコが海釣りの鯛を例にとって教えさとしました。

天下を取ることなく、ひとびとの御食を増やすことに尽力しつつも
疑われたらみずから身をひいて、国に仕えたというそのあり方に
ぼくはつねづね、思いを寄せてしまいます。

(おわり)

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