NAVI旅
ホツマツタヱの研究同人誌・
『検証ほつまつたゑ よみがえる縄文叙事詩』にて
NAVI旅 ~ホツマツタヱの聖地めぐり~
を連載しています。
ホツマツタヱに描かれている
聖地をめぐりながら
その地にまつわる記述や伝承を
紹介してゆくコーナーです。
ホツマツタヱの聖地めぐり




熱田神宮
熱田神宮(あつたじんぐう)
といえば
三種の神器のひとつ
草薙剣(くさなぎのつるぎ)
を祀る神社です。
日本武尊(やまとたける)の
妃・宮簀媛命(みやずひめ)が
夫の形身である剣を
祀ったことにはじまる
といわれています。
しかしながらご祭神の
熱田(あつた)大神とは
「草薙剣を御霊代としてよせられる天照大神」
のこととされています。
当地は
熱田台地の南端にあたり
当初は
海に突き出した岬となっていた
ことから
蓬莱島(ほうらいじま)
といわれていたようです。
ホツマツタヱでは
草薙剣とともにヤマトタケを弔った
ニイハラミヤ(新蓬莱宮)
の跡地といえます。
ヤマトタケは生前
富士山麗のハラ宮を写したような
新宮をこの地に築いて
ミヤズヒメとともに
暮らすことを願っていました。
けれども願いは叶わず
ヤマトタケはなくなってしまいます。
ミヤズヒメの父・尾張連は
新宮を完成させると
ヤマトタケを弔う宮としました。
ヒカワカミ(氷川神)
ことソサノヲの
生まれ変わりであるヤマトタケは
アツタカミ(熱田神)
と称えられました。
ですからご祭神の
熱田大神とは
ヤマトタケのことです。
境内には
ミヤズヒメの父を祀る
上知我麻(かみちがま)神社
もあります。
ほかにも境内には
興味深いお社がたくさんあります。
氷上姉子神社
熱田神宮より
8キロほど南南東へゆくと
境外社で宮簀媛命を祀る
氷上姉子(ひかみあねこ)神社
があります。
南西すぐの
火上山(ひかみやま)は
ミヤズヒメや
尾張連の邸宅跡といわれます。
ミヤズヒメと逢瀬をとげた
ヤマトタケが
草薙剣を置いていった地
でもあることから
山上には
熱田神宮の「元宮」もあります。
当時は火上山の麓まで
海が迫っていたようです。
北を眺めれば海の向こうに
熱田神宮のある
蓬莱島がよく見えたことでしょう。

津島神社
牛頭天王(ごずてんのう)
を祀る
津島(つしま)信仰
の発祥地です。
現在のご祭神は
建速須佐之男命(たけはやすさのお)
となっています。
ホツマツタヱによれば
子・ヤマトタケを悼んで
熱田神宮を参詣した
父・景行天皇は
その夜の夢で
ヤマトタケに再会しました。
再会の地は
ツシマ(津島)
とあることから
ここは景行天皇が
ヤマトタケやソサノヲの御霊
邂逅を果たした地なのかもしれません。
(おわり)
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