NAVI旅
ホツマツタヱの研究同人誌・
『検証ほつまつたゑ よみがえる縄文叙事詩』にて
NAVI旅 ~ホツマツタヱの聖地めぐり~
を連載しています。
ホツマツタヱに描かれている
聖地をめぐりながら
その地にまつわる記述や伝承を
紹介してゆくコーナーです。
ホツマツタヱの聖地めぐり
宇佐神宮
全国の八幡宮の総本社であり
豊前国一宮です。
ご祭神は
八幡大神(はちまんおおかみ)
比売大神(ひめおおかみ)
神功皇后(じんぐうこうごう)
とされています。
神代に
多紀理姫命(たきりひめ)
多岐津姫命(たぎつひめ)
市杵島姫命(いちしきまひめ)
という三姉妹の女神が
聖地とされている
御許山(おもとさん)
に降臨したのが
創祀だといいます。
この3神を
比売大神として
本殿中央に祀るようです。
第29代・
欽明天皇の世には
境内地に
八幡大神があらわれて
第15代・
誉田天皇(応神天皇)と
名乗ったといいます。
現在の皇統へつづく
祖神であることから
伊勢神宮につぐ
宗廟(そうびょう)として
崇敬されてきたようです。
ホツマツタヱでは
天照大神の側室であった
モチコ・ハヤコ姉妹が
3人の娘
タケコ(多紀理姫)
タキコ(多岐津姫)
タナコ(市杵島姫)
ともどもに
左遷された
ウサ宮の跡地
といえます。
モチコ・ハヤコはウサ宮を発って
反乱軍に合流するのですが
娘たちはここに残されて
養育されたといいます。
三女タナコは四国の
イフキドヌシ(伊吹戸主神)
と結ばれて
宇佐氏の祖
ウサツヒコを産みました。
晩年もこの地でなくなると
厳島に祀られたといいます。
大元神社
御許山には
宇佐神宮の奥宮といわれる
大元(おおもと)神社
があります。
山頂は禁則地になっていて
3つの立岩(磐座)があるといいます。
菟狭顕彰碑
西日本の
19ヵ所に設置されている
神武天皇聖蹟顕彰碑のひとつ
菟狭顕彰碑
が境内にあります。
神武東征のさい
ウサツヒコが御饗をした宮
でもあるようです。
瀬戸内航路における
主要な港として
古代から栄えていたのでしょう。
八子神社
上宮の南西にある末社です。
八幡信仰とはもともと
2代天神の
ト・ホ・カ・ミ・ヱ・ヒ・タ・メ
の8神を祀るものだったと考えられます。
八王子や八子というのは
その名残であり
妙見(みょうけん)信仰
とも繋がるようです。
両子山
国東半島を築く
火山群の最高峰に
両子山(ふたごさん)
があります。
山頂近くにある
両子寺は
国東半島にひろがる寺院群
六郷満山(ろくごうまんざん)
の中心地でもあります。
宇佐神宮は
神仏習合のはじまりの地
ともいわれ
両子山の仏教寺院とも
深い関係があるようです。
また周辺からは
旧石器時代の遺跡も
おおく見つかっています。
姫島(ひめじま)は
黒曜石の産地でもあったようです。
(おわり)
購読のご案内
『検証ほつまつたゑ』に
ご興味のあるかたは
こちらのリンクから
ご購読をお申込みください。
隔月一回・偶数月発行で
価格はバックナンバーも含んで
1冊500円(送料・消費税込)
年間購読(6冊)および、
バックナンバーも6冊ごとに
3,000円(送料・消費税込)
となっています。
さらに、
バックナンバーをすべて閲覧できる
ネット購読もあります。
ネット閲覧のみの準会員は
年間利用料3,000円
ネット閲覧とあわせて
本誌を郵送する正会員は
年間利用料5,000円
どちらも、詳しくは
上記のリンクからお問合せください。
NAVI旅12 へ
NAVI旅12 へ つづく
コメント