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NAVI旅10 熊野大社

検証ほつまつたゑ134号Navi旅熊野大社検証ほつまつたゑ

NAVI旅

ホツマツタヱの研究同人誌・
『検証ほつまつたゑ よみがえる縄文叙事詩』にて

NAVI旅 ~ホツマツタヱの聖地めぐり~
をはじめました。

ホツマツタヱに描かれている
聖地をめぐりながら

その地にまつわる記述や伝承を
紹介してゆくコーナーです。

ホツマツタヱの聖地めぐり

出雲の日本地図
熊野大社の周辺地図
熊野大社の鳥居
熊野大社の鳥居
熊野大社の拝殿
熊野大社の拝殿

熊野大社

出雲大社とおなじく
出雲国一宮
熊野大社(くまのたいしゃ)
です。

紀伊半島の熊野信仰は
ここからはじまったという
伝承もあります。

火の発祥の神社として
日本火出初之社(ひのもとひでぞめのやしろ)
ともいわれます。

出雲大社以前に
出雲国造(いずものくにのみやつこ)
が奉斎していた神社でもあります。

ご祭神は
櫛御気野命(くしみけぬ)
といわれていますが

これは
ソサノヲ(スサノオ)のこと
と考えられています。

本殿の南には
母イサナミを祀り

本殿の北には
妻イナタ姫が祀られています。

500m南の意宇川上流には
上宮(じょうぐう)跡があり

4km東南の天狗山の頂上には
元宮(もとみや)跡があります。

ホツマツタヱでは
ソサノヲとイナタ姫が暮らした
クシイナタ宮の跡地
でしょうか。

だとすればここは
出雲建国の地であり
オホナムチが産まれた地

ともいえるでしょう。

クシイナタ宮の候補地はほかに
須我(すが)神社
八重垣(やえがき)神社

などがありますが
どちらもそう遠くはありません。

天狗山から中海へとそそぐ
意宇川(いうがわ)
の流域には

国引き神話ゆかりの
意宇(おう)の杜(もり)

出雲国府(いずもこくふ)跡

イサナミの陵墓参考地
などおおくの史跡があります。

かつてはこのあたりが
出雲国の中心地だった
ことには違いないようです。

神魂神社

カシマダチ(国譲り)によって
オホナムチ(大己貴命)が
津軽国に領地替えをされたあと

出雲国を任されたのは
天照大神の長男である
ホヒ(天穂日命)
でした。

ホヒの母は
反乱軍ハタレにも加わった
モチコですから

母親に深い縁のある
出雲の地を任されたのでしょう。

ホヒの子孫が
のちに出雲国造となります。

神魂神社の本殿

神魂(かもす)神社
というのは

ホヒや出雲国造が暮らした宮跡
といわれています。

出雲国造はここから
熊野大社へと奉斎していたようですが

奈良時代になると
出雲(杵築)大社へ奉斎することとなり

平安時代のはじめには
居館を出雲大社のほうへ移したといいます。

神魂神社の南西にある
淞南(しょうなん)高等学校の敷地内には

神魂神社の奥宮といわれる
出雲大神宮(いずもだいじんぐう)
があり

宿祢岩(すくねいわ)
という磐座群が祀られています。

ホヒの墓所
ともいわれますが

あるいはここが
オホナムチが暮らしたという
杵築宮の本来の跡地

なのかもしれません。

※奥宮に参拝するさいは
 学校の許可が必要となりますので
 ご注意ください。

(おわり)

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掲載記事紹介

NAVI旅
『検証ほつまつたゑ』掲載の 「NAVI旅 ~ホツマツタヱの聖地めぐり~」では ホツマツタヱに登場する聖地を 実際にめぐった記事をまとめています。

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